ドトールのおじさん


ドトールで友人と話してるところへ

見知らぬおじさんが話しかけてきた。

「君たち学生さん?」

「あ、そうです。」

「就活終わったの?」

「終わりました。」

そこから会話は始まり、

おじさんは昔アパレル関係の仕事をしていたことを知る。

大学を卒業し、就職せず単身でイタリアへ渡ったらしい。

おじさんは独自で卸的な仕事をしていた。

「楽しかったか?」と聞くと

「もうあんなことしたくない」と答えた。

しかし、アパレル業界の事をよく知っていた。

そして、とにかく海外へ行けと

バックパッカーをした方がいいぞと

初めて会ったおじさんだったが、

直感で自分もこんなおじさんになりたいと思った。